ますます盛り上がりを見せる中国ファッションシーンから、要注目のブランド＆デザイナーを紹介。
アマゾンファッションウィーク東京が終わり、次なる舞台は上海。上海ファッションウィークに始まり、若手を中心としたファッション・フェスティバル「LABELHOOD」、多数のショールームも開催され、連日ファッション一色に染まった。2017年春夏コレクションに引き続き、今回も数回に分けて、上海で見てきたショー、展示会より、“マストで注目”なブランド、デザイナーを紹介する。（文・写真：小山ひとみ、写真一部 デザイナー提供）
上海ファッションウィークの関連イベントとして、中国を初めアジアの若手デザイナーに発表の場を与えるPioneer Fashion & Art Festival「LABELHOOD」の第3回目が開催された。（前回のレポートはこちら：http://www.deedfashion.com/post/column/fashion/3785/）
「LABELHOOD」とは、上海ファッションウィークや協賛企業・メディアサポートの下、若手デザイナーにフォーカスを当てるファッション・フェスティバル。1985年生まれの劉馨遐（Tasha Liu）が主宰となり、同年代の若手が中心となって運営している。
今回、17ブランドのランウェイショーだけでなく、6ブランドが展示形式で発表。新たな試みとして、3ブランドがミュージシャンとコラボをしてライブパフォーマンスで見せ、前回同様、国内外のプロフェッショナルをゲストに迎えたトークショーも連日開催された。
会場は、前回とは別の1929年に建設された元倉庫跡地を使用。上海の優秀歴史建築にも指定されているその建物は、今後、ファッションセンターとして機能していく予定だという。今回の「LABELHOOD」が、そのセンターのこけら落とし的役割を担っている。
会期中は10代から30代のファッションファンを初め、国内外のバイヤーや多数のメディアが駆けつけ、夜中まで賑わいを見せた同イベント。続くレポートでは、「LABELHOOD」2017AWより今後ますますの勢いを見せるであろう要注目のブランド、デザイナーを紹介する。
LABELOOD
http://labelhood.com/en/
