注目の中国ブランド「Museum Of Friendship(ミュージアム オブ フレンドシップ)」

中国で注目の若手デザイナーを紹介「Museum Of Friendship(ミュージアム オブ フレンドシップ)」

中国の若手デザイナーに発表の場を与えるPioneer Fashion & Art Festival「LABELHOOD」が、10月12日から15日まで開催された。ここでは複数回に分けて、同イベントに参加した中国の若手デザイナーのうち、既に国内外で注目を集めるデザイナーや、今後 ”マストで注目”なデザイナーを紹介していく。(文・写真:小山ひとみ,写真一部 LABELHOOD 提供)

「Museum Of Friendship(ミュージアム オブ フレンドシップ)」

初日のショーのトップバッターは、10代、20代の女性に絶大的な人気のブランド「Museum Of Friendship」が飾った。ロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業し、2013年にロンドンでブランドを立ち上げたデザイナー、王天墨(Momo Wang)。2017SSのテーマは、「I did it my way」。

注目の中国ブランド「Museum Of Friendship(ミュージアム オブ フレンドシップ)」

上海のケンタッキーでたまたま見かけたおばあさん。彼女の奇抜な着こなしは、周囲とは明らかに違い、王天墨の目を引いた。「自分らしい生き方でいいじゃない」それが、今回のテーマに繋がった。

ショーでは、合唱団の少女に扮したモデルが登場。モデルたちの背丈、年齢こそ差はないけれど、グループの中でもそれぞれが「I did it my way」を持っている。レースとフリルがついたワンピースに付けられた「Do not disturb(ほっといて)」の文字は、少女の甘い表情の内側に隠された、強い心の声と言える。エンディングで王天墨は、中国の若者から絶大的な人気を集める歌手の蘇運瑩と手をつないで登場。蘇運瑩自身、Museum Of Friendshipのファンの一人。会場外には、Museum Of Friendshipのファンの少女たちが大勢駆けつけていた。