ますます盛り上がりを見せる中国ファッションシーンから、要注目のブランド&デザイナーを紹介。
上海ファッションウィークの関連イベントとして、中国を初めアジア各国の若手デザイナーに発表の場を与えるファッションフェスティバル「LABELHOOD」の第3回目が、4月7日から10日まで開催された。ここでは「LABELHOOD」2017年秋冬コレクションより、今後ますますの勢いを見せるであろう要注目のブランド、デザイナーを紹介する。(文・写真:小山ひとみ、写真一部 LABELHOOD提供)
(2回目のレポートはこちら)
「Asiandopeboys(アジアンドープボーイズ)」
北京出身のアーティスト、陳天灼(チェン・ティエンジュオ)を中心に、喩晗(ユー・ハン)、IMOの三人で立ち上げたブランドAsiandopeboysの初コレクション。チェンは、セントラル・セント・マーチンズでグラフィック・デザイン、チェルシー・カレッジ・オブ・アーツでファイン・アートを学んでおり、今一番勢いのある中国の若手アーティストでもある。
注目のコレクションは、LABELHOODで今季からスタートしたミュージシャンやアーティストとのコラボで見せるライブパフォーマンス形式で発表。中国の音楽ユニット、33+GOOOOOSEとオーストラリア出身のパフォーマー、Justin Shoulder(ジャスティン・ショルダー)、フランスのパフォーマンスグループHOUSE OF DRAMAのメンバー、Ylva Falk(イルヴァ・ファルカ)をゲストに迎え、公募した素人のモデルを使い、今季のLABELHOODで一番盛り上がりを見せたショーになった。
メンバーが日頃から好きなストリート系の要素を入れたデザイン。「自分が好きなものを形にしただけ。」と語るチェン。チェン自身、東京が大好きで、原宿にはお気に入りのショップがあるという。