ますます盛り上がりを見せる中国ファッションシーンから、要注目のブランド＆デザイナーを紹介。
上海ファッションウィークの関連イベントとして、中国を初めアジア各国の若手デザイナーに発表の場を与えるファッションフェスティバル「LABELHOOD」の第３回目が、4月7日から10日まで開催された。ここでは「LABELHOOD」2017年秋冬コレクションより、今後ますますの勢いを見せるであろう要注目のブランド、デザイナーを紹介する。（文・写真：小山ひとみ、写真一部 LABELHOOD提供）
（２回目のレポートはこちら）
「JUNWEI LIN（ジュンウェイ リン）」
2016年ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業したデザイナー林筠葦（リン・ジュンウェイ）が同年立ち上げたブランド。前回のLABELHOOD 2017年春夏が初のコレクション発表となった。
「Belong to Nowhere」が2017秋冬コレクションのテーマ。去年、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、ニューヨークのパーソンズ美術大学大学院に入学したデザイナーのリン。「実は、色々思うことがあって退学した。その数ヶ月の不安で、どこにも属さない感情というのを今回のコレクションで表現した」と語った。前回の高校生の思春期をイメージしたデザインと共通して、どこか棘のある男性像が見えるコレクションとなった。ショーは、ウエディングを模したスタイルで発表。デザイナー リンにとっての新たな出発という意味合いも込められているようだ。
