ファッションプロジェクト「HAPPENING」が、第６回目となるファッションショー「”EMERGENCE” on the Road」を、11月5日(土)、渋谷センター商店街およびSHIBUYA TSUTAYAにて開催した。
毎回場所を変え、ゲリラ的な演出でショーを行って来た同イベント。今回は、これまでのメンバーに加え、今の東京を体現するセレクトショップによる推薦デザイナーも参加し、それぞれのブランドの2017年春夏コレクションを身に纏ったモデルが、渋谷のスクランブル交差点をスタート地点に、センター街の路上、そして「SHIBUYA TSUTAYA」館内をステージにして行う、史上初のファッションショーを披露した。
日本を代表するスタイリストの一人、伏見京子氏が主催する「The HAPPENING」は、才能ある若手デザイナーが、自由な発想で新しいクリエイションを発表する場を作ることで、世界へと繋ぐプラットフォームとなり、巣立ったデザイナーを中心に、次の時代を作るアジアコレクションを開催することを最終目的としているファッションプロジェクト。
毎回ゲリラ的な手法で、日常に突如現れる違和感や緊張感、ファッションの衝動的な揺らぎを与えて来たが、今回は渋谷のスクランブル交差点とセンター街という、国籍、性別、スタイルが混ざり、多くの人が行き交う東京のシンボルに出現した。
また、同ブロジェクのテーマでもある「巣立ち」とリンクし、ルックが揃うメイン会場となったのは、同じく渋谷の象徴である「SHIBUYA TSUTAYA」。特にカフェバーを併設する6F、7Fの「SHELF 67」は、ファッションの発信地・渋谷を体現し、カルチャーのインキュベートを目的としているファッションスポットとなっている。
これまでファッションの側面から新しい予感を生んで来たHAPPENING。今回は、その強さを保ちつつ、カルチャー、そして街を巻き込むことで、より大きく存在感を増したショーとなった。
なお、参加ブランド・ショップは以下の通り。
KOSHIRO EBATA / MEGMIURA / TAKUMA / VANASSA NAOMI / Qualwin / TENDER PERSON / KOTARO SAKAZUME / Dog / XANADU
また、翌日６日からはSHIBUYA TSUTAYA内で、”RE-SEE”と題した展示も開催。ショー衣装や、総勢7名のデザイナーから、ヘアーメイク、アートワークなど関わったすべてのアーティストがインスパイアされた書籍・音楽・映像作品を公開する。
The HAPPENING Vol.6 ”RE-SEE”
日程：2016年11月6日（日）〜11月20日（日）
時間：10:00〜26:00
会場：SHIBUYA TSUTAYA
6F：ショー衣装展示 ／ 4F：映像/音楽、7F：書籍/写真集ではインスピレーションソースとなった作品を展示。
