Other Cut
DRESSEDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)の2019-2020秋冬コレクション。今回はテーマに「PORTARAIT」を掲げ、デザイナーの北澤自身が男性であることに重ね、初となるメンズモデルだけで構成。ブランド10年目となる節目のコレクションを披露した。
今回、ランウェイの先には尋問室を模した舞台を設置。観客はランウェイ上のモデルの姿は見ることができるが、尋問室の中はスクリーンに映し出された映像でしか見ることができないという間接的な演出も見るものの興味を引いた。
尋問室に登場するのは、自分自身、そして影の存在であるもう一人の自分を表す対比的なツーペアのルック。自身を証明するものである、名刺やIDケースといったアイコンも数多く散りばめられていた。ブランドがテーマにしてきたジェンダーレスという概念が、当たり前に浸透してきた今。改めてメンズだけで構成することで、男性と女性という分け方、見方すらにも問いを投げかけた。