LAMARCK(ラマルク)の2018年春夏コレクション。「SPAZIALISMO」と題し、従来の絵画の枠を超え、空間と時間との融和を目指したイタリアの前衛芸術家 L.フォンタナの空間主義がテーマとなっている。
ルックは、フォンタナが活躍した40年代のシルエットにフォーカスし、高い位置のウエストマークやボタン使いをミックス。レースや刺繍などクラシカルなディテールにスパイスを加えたアロハシャツも同年代の素材感を出すためレーヨンを使用している。
平面のキャンバスに切り込みを入れることで空間と時間を描き出し、新しい次元を表現した同活動は、同時にその解を自然の中に求めていた。今回のコレクションでは、コード刺繍で花や鳥を、カットジャカードでは羽を描き、デザイナー森下氏のルーツである長崎、兵庫の幼少期の記憶を取り入れた。