KOTONA(コトナ)の2017-18年秋冬コレクション。今シーズンは「フライト」をテーマにインスタレーション形式で発表。会場には、空間アーティスト・玉山拓郎氏による空港のバックヤードを意識したビビッドな立体作品が並べられた。
ルックは、デザイナー山下琴菜が大事にする”自分が着たく、女性のシルエットが綺麗に見える”というポイントは残しつつ、アーティスト・ジャンアルプの有機的で不定形な彫刻手法を参考に、服作りへの新しいアプローチを試みた。
タイトなシルエットの客室乗務員のユニフォームや、同ブランドでは珍しくミリタリーから着想を得たリバーシブルのライナーコートやフライトジャケット「B-3」など、フライト・出発を連想するモチーフをコラージュするようにアレンジ。新たに挑戦したクリエイションを、どこの国とも形容できないミックスコーディネートで表現した。