doublet(ダブレット)が2017-18年秋冬コレクションを発表。ブランド初となるランウェイショーを披露した。
90年代のレイブの空気を表現したというランウェイは、レーザービームが飛び交い、踊り明かして汗にまみれたモデルが行き交う演出。半数以上のモデルをストリートキャスティングしたという今回は、体型も個性も様々で、非日常になりがちなランウェイを日常の世界観に落とし込んだ。
大胆なグラフィックに、遊びを加えた90年代のカンパニーロゴ、ビッグフォントに刺繍と、圧倒的なインパクトながらコレクションとしての強さを保っているのがスタイリングの妙。デザイナー井野は「かっこいいかっこ悪いという物差しで測るのではなく、その人らしい着こなしが一番かっこいいんじゃないか」と語り、初となるランウェイショーは、朝を迎え街に繰り出すという演出で幕を閉じた。