東京・下北沢の古着屋 balloonbala(バルンバラ)古着屋としてのスタンダードを高く位置付けること

東京・下北沢の古着屋 balloonbala(バルンバラ) 古着屋としてのスタンダードを高く位置付けること

SHOP:balloonbala(バルンバラ)
ADDRESS:東京都世田谷区北沢3-30-1
OPEN:12:00~20:00
HOLIDAY:不定休
TEL:03-6804-8172
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/balloonbala/

東京・下北沢の古着屋「balloonbala(バルンバラ)」。モノトーンの外装と、広々とした店内にアイテムが規則的に並ぶ様子は、ぱっと見では古着屋かどうか迷うほどのミニマルさ。そんなお店は、”衣服の繊細さ”をコンセプトとしている。

アイテムは第一に状態を重視。またデザイン、生地、縫製、産地、時代背景と、多くのチェック項目を経て店頭に並ぶ。そのチェックは仕入段階から4度に渡り、クリーニング業者に出した後であっても、やはりballoonbalaには合わないと判断した場合、店頭に並べないという徹底ぶりだ。
ヴィンテージ古着、ブランド古着、デザイン古着といった従来の価値観に縛られることなく、自由な発想でその独特の繊細な世界感を演出している。

またオーダーメイドの黒染めを施したハンガーラックが並ぶ店内には、床や天井に天然無垢材を取り入れ、トルソーやレジ台は約100年前のフランスのアンティークを採用。服が綺麗に見える高さを考慮して特注した建築資材である足場の什器や、フック部分を通常よりも10㎜ほど長くしたハンガーなど、細部に対する強いこだわりは、balloonbalaというショップを象徴している。

オーナーの千田さんは、兄の影響で中学生の頃から古着が好きになり、ヴィンテージブームの終わりにも触れた最後の世代。今でも別々に古着屋を経営している兄と古着屋について朝まで語り合うこともあれば、私物を購入するために他店へも足繁く通っているという、根っからの古着屋好き。都内を中心に複数の店舗を構え、2016年にオープンしたこのバルンバラでは、日々考え、辿り着いた現時点で考える、古着屋としてのスタンダードを表現している。