yoshiokubo(ヨシオクボ)2017SS コレクション

yoshio kubo(ヨシオ クボ)
2017年春夏 コレクション

SEASON:2017ss
COUNTRY:japan
THEME:GROUNDFLOOR
LOCATION:Chichibunomiya Rugby Stadium

 

yoshio kubo(ヨシオ クボ)が、2017年春夏コレクションを発表。外苑前・秩父宮ラグビー場の観客席にとられたランウェイで、新生ヨシオ クボとも言うべきショーを披露した。

2004年にブランドをスタートし、とことん東京で目立とうと考えていたというデザイナーの久保嘉男。ワザと派手にしたという前シーズンを区切りとして、今回は次の表現を見せるべく、ブランドの原点であるディテールの追及に立ち帰った。

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ショーは、ストリートをベースにしながらも、テーラード、ミリタリー、スポーツ、ドレッシーへと繋がる得意のミックス感で構成。ブラック、ホワイト、ネイビーと落ち着いたトーンが多く登場し、ぐっとシンプルになった印象ながらも、落ち感のある素材や、ジッパー使いでシルエットに変化を与えている。中でも特徴的だったのは、いわゆる”透け素材”の使用。これまでの力強いメンズっぽさを敢えて裏切るように繊細なニュアンスを加え、ディテールへのフォーカスを喜んでいるようだった。

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またこれまでテーマを持たずにコレクションを製作してきた同ブランドが、今回は”科学的、人工的”というキーワードを設定。テレビ塔をコラージュしたプリントや、蛍光イエローの工業的なテキスタイル、終盤にかけてはシルバーやゴールドの糸を立体的に織り込んだアイテムが登場した。

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ブランドロゴをデビュー当時のyoshiokubo GROUNDFLOORの文字に変更し行った今回のショー。ルックのロゴプリントには、TEAM の文字が記載されていた。原点に立ち返りながらも日本から更に広がり海外へ、そしてこれから10年の自分達の服作りを視野に入れた大きな第一歩を踏み出した。