MIKIO SAKABE (ミキオサカベ)の2018年春夏コレクション。これまでやってきた延長ではないものを見せたかったという今回は、改めて日本に着目。昔と現代のファッションを取り込み、ニュアンスや素材、スタイリングをミックスすることで新鮮さを見出す提案をした。
ルックは、その言葉の通り新旧のあらゆる”和”が登場。着物を連想する帯や袖、花魁のシューズやヘアメイク、ボロのようなつぎはぎなどが散りばめられ、そこにOLや女子高生ルック、アイドルのPOPさが加わっている。
そんな現代を現すようなカオスの中でも、一体として成り立っているのは、いつの時代にもある女性の”可愛い”を求める心が共通しているから。その共感や親しみをミックスすることで新鮮さに変え、今における”可愛い”を表現して見せた。